【健康寿命】100歳も現役!長寿村の3つの食習慣

2026.05.27 Wed

みなさんは、パキスタン北部にある「フンザ川(Hunza River)」をご存知でしょうか。

(出典Saiyu Travel)

ヒマラヤやカラコルム山脈から溶け出た雪水が水源となるこの川は、ミネラルや泥の成分を豊富に含み、白く濁ったグレーの色をしていると言われています。ヒマラヤの峰々に囲まれた海抜2700メートルの秘境に広がる渓谷地、それがフンザです。

古くから旅人に『桃源郷』と称されてきたこの地域は、「長寿の村」としても世界的に知られています。平均寿命は90歳。100歳を超える高齢者が、今もなお元気に畑仕事をする姿が日常として見られるのです。

(出典Saiyu Travel)

私自身、2社を経営しながら慌ただしい日々を送っていた頃は、「食べることはエネルギー補給」と割り切り、手軽な食事で胃腸を酷使する失敗を重ねていました。しかし、北欧に拠点を移し、自然と調和したウェルビーイングなライフスタイルに触れたことで、その考えは一変しました。

北欧の人々は、週末になると森へ入り、野生のベリーやキノコを摘み、それをシンプルな調理法でいただきます。過剰な味付けをせず、自然の恵みそのままを取り入れるこの生き方は、まさにフンザの人々の暮らしと重なるものがあります。

無理な働き方を手放し、食の「自分軸」を取り戻すことは、持続可能なパフォーマンスへの第一歩と言えるのではないでしょうか。

フンザの人々の健康寿命を支えているのは、川の水のミネラル成分だけではありません。彼らの驚くべきバイタリティは、理にかなった生活習慣によって作られています。

1. 抗酸化作用の高い自然の恵みを取り入れる 村の特産品である「杏(あんず)」を、彼らは日常的に生で食べ、乾燥させ、あるいはオイルを抽出して料理に活用しています。杏にはビタミンやカロテンが豊富に含まれており、細胞の老化を防ぐ高い抗酸化作用が科学的にも認められています。

2. 胃腸を休める「引き算」の食生活 基本的には自給自足のため、保存料や化学調味料をほとんど摂取しないシンプルな食生活が根付いています。肉を食べる機会も少なく、さらにはラマダンなどの宗教的な断食行事があるため、定期的に胃腸を休ませるサイクルが自然にできあがっているのです。

3. 日常生活に組み込まれた自然な運動 険しい渓谷という地形において、農作業や移動そのものが良質な有酸素運動となっています。特別なトレーニングではなく、日常の延長に体を動かす習慣があります。

現代を生きる私たちは、平均寿命の長さだけでなく、「健康寿命」をいかに延ばすかという視点が不可欠です。心身の健康があってこそ、理想の働き方を実現し、豊かな人生を楽しむことができます。

長寿の秘密が詰まったフンザの暮らしについてさらに深く知りたい方は、関連書籍も出版されています(Amazon等でも購入可能)。ぜひ、ご自身のライフスタイルを見つめ直すヒントにしてみてください。

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