誕生日は祝われる日?それとも“思い出す日”?私が気づいたこと

2025.12.06 Sat

あなたは、誕生日に“祝われる側”よりも、なぜか胸が温かくなる瞬間ってありませんか?
今年の「いい肉の日」、つまり私の誕生日はまさにそんな1日でした。

娘と息子が「親子水入らずで食事しよう」と誘ってくれ、お寿司を囲みながら仕事や将来の話を聞かせてくれました。こんな時間は本当に一年ぶり。子どもたちが大人になっていく姿を見ながら、ふと嬉しくて胸がいっぱいになりました。

その翌朝は、母に会いに行ってきました。
珍しくはっきりした表情で、「昨日お風呂に入ったの」「ご飯が美味しくなくてね」と話してくれる母。
私はそっと、「今日は私の誕生日。産んでくれてありがとう」と伝えました。
母は言葉を返さなかったけれど、小さく頷いて、ほんのり笑いました。その仕草だけで十分でした。

そして家に戻ると、お祝いのメールが次々とスマホに届きます。
一年ぶりの友人から、普段ほとんどやり取りのない人から、さらにはデンマーク時代の仲間からも。数年ぶりに突然の電話まであり、心がぽっと明るくなりました。

庭の手入れをしてくれている根岸夫妻は、玄関に真っ赤なバラを植えてくれました。「プレゼントです!」と言いながら。来年の庭のテーマカラーを「赤と白」と話していたのを覚えていてくれたんです。こんな心遣いにぐっときます。

さらに、姉のように慕っている郁子さんから届いたのは、箱いっぱいのブルーの胡蝶蘭。
「あなたの一番好きな色よ!」というメッセージ付き。箱を開けた瞬間、本当に息をのみました。

こうして振り返ると、今日は祝ってもらう日であるはずなのに、むしろ「支えられて生きている」ということを思い出す日だったのだと思います。

たくさんの優しさに触れた、忘れられない誕生日になりました。
心から、ありがとう。

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