「期待しない子育て」が子を伸ばす?母が学んだ1つの真実

2025.09.06 Sat

子育てで「成績」「行動の遅さ」「体力のなさ」など、悩みを数え出したらキリがないと感じたことはありませんか?

私自身、教育者の家庭で育ったため、常に成績の良し悪しで価値を測られてきました。成績が良ければ「良い子」と思い込み、そう育てられたのです。ところが、自分が進みたい道では、成績だけでは到底通用せず、臨機応変さや創造性、柔軟さなど「学校では教えてくれない力」が本当に必要だと学びました。

そんな学びを強く感じたのが、息子の高校受験のときのことです。勉強嫌いの息子は第一志望に落ち、第二希望の私立高校に合格。正直「大学は無理だろう」と思っていました。

ところが入学後、クラスメイトとの会話をきっかけに“自分もバカなのか”とショックを受けた息子は、次の日から毎日「図書館に寄ってくる」と出かけるようになりました。私はてっきり遊んでいると思っていたのですが、3か月後、「英語と数学で学年30位以内に入った」と告げられ、本当に驚きました。

遊んでいると思った時間は、実は図書館で勉強を続けていたのです。その後息子は特進クラスに編入し、大学にも推薦で進学しました。

この経験から学んだのは、子供には「言えばわかる子」と「自分のものさしで気づかないと動かない子」がいるということ。後者の場合、親ができるのは焦らずに見守ること。

そして一番大切なのは「期待しない」ことです。期待を手放すと、子供が自分で気づき、成長していく姿に驚きと喜びを感じられるようになります。

子育ては「今の結果」に一喜一憂するのではなく、ゆったりとした気持ちで子供の変化を見守る旅。そんな視点を持つだけで、親自身もずっとラクになるのではないでしょうか。

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