なぜミッフィーは70年愛され続けるのか?シンプルさに秘めた魅力とは
2025.06.11 Wed「子ども向けのキャラクター」と聞いて、あなたはどんな存在を思い浮かべますか?
私の友人が「これ、見て!」と持ってきてくれたのは、ミッフィーちゃんをモチーフにしたラスクのお菓子でした。缶は明るくポップな色合いで、紙袋のハンドルの色まで左右で違う遊び心。中のラスクが入った袋まで、どれもデザイン性が高くて、とてもワクワクするギフトでした。
実はこれは、ミッフィーちゃん生誕70周年を記念した商品なのだそう。
1955年にオランダで誕生したミッフィー(現地名:ナインチェ/Nijntje)は、ディック・ブルーナ氏が生み出したウサギのキャラクター。「ナインチェ」はオランダ語で「小さなうさぎさん」という意味です。
子どもたちに感情や友情を伝えるため、あえて線も表情もシンプルに描かれたミッフィー。その魅力は今なお色あせることなく、多くの人に愛され続けています。
中でも印象的なのが、次の3つのポイントです。
① シンプルさと親しみやすさ
目や口のデザインは最小限。だからこそ、どんな人も自由に感情を重ねられるのです。
② 教育的テーマが豊富
絵本の中には、友情・家族・成長・好奇心など、子どもたちが学び取れる要素がたくさん。
③ デザインとカラーの一貫性
どのアイテムを見ても「ミッフィーらしさ」がにじみ出ていて、視覚的な統一感があります。
最近では、着物姿のぬいぐるみや、波佐見焼のお茶碗、ミニトートバッグなど、和のテイストをまとった「ジャパネスク・ミッフィー」も登場しています。その姿を見ていると、「あ、こんなところにもミッフィーが!」と日常の中でふと心が和む瞬間が増えました。
記念イヤーの2025年。今年は何かひとつ、ミッフィーグッズを取り入れてみませんか?
可愛いだけでなく、心をほっと緩めてくれる存在。それが、70年愛されてきた理由なのかもしれません。
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