意外なキャビアの楽しみ方!北欧の食文化
2019.02.20 Wed海外では『Sashimi』という言葉は固有名詞として浸透していて、『お刺身』を指す言葉として使われています。
イコール日本食というイメージがありますが、例えばスウェーデンではニシンとサーモンが昔から生で食されています。
北欧は、全体的に魚卵の種類がたくさんある地域なのです。
カナダで生活していたころ、父が遊びにきた際にガソリンスタンドでイクラが「釣り用の餌」として二束三文で販売しているのを見て、
「勿体無い!欧米人にはイクラの美味しさがわかっていない」
と憤慨していたのを思い出します。
父が生きていたら、北欧土産を食べさせたかったなあと思います。

ヨーロッパには「キャビアハウス」というとっても有名なデリカテッサンのようなお店があちこちにありますが、そこで販売しているキャビア(チョウザメの卵)は高級品。
うっかりお値段をよく見ないで買うと、後から驚かされることがあります。
ただ、リーズナブルなキャビア(魚の卵)もたくさん並んでいます。
イクラ、トビッコなど日本でもお馴染みのもののほか、数の子のような色をしているものや、ある季節にしか食べられないピンク色の小さな卵まで、種類が豊富です。
食べ方はというと、そこは北欧式。
もちろん生で食するのですが、例えばロシアンパンケーキの食べ方は海外ならでは!
甘くないホットケーキの上に、サワークリームとキャビアが載っていて、生の玉ねぎがその上に散らしてあります。
非常に美味で、前菜として出されます。

こちらはスカンジナビア航空で出された前菜です。
瓶詰めの鱈の子にサワークリームをのせ、あさつきをみじん切りにしたもの。
硬めのクラッカーにのせて食べるのですが、生臭さは一切なく、とてもクリーミー!
ペロッと食べられてしまいます。
日本と北欧。
遠く離れているのに、魚卵や生魚の食文化がリンクするところが面白いと思います。
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