本物に触れることは、感性を磨くこと
2018.04.18 Wed私が仕事に200%の勢いで向き合っていたころ、
「そろそろ娘には美しいものや素敵なものをたくさん見せていこうと思うの。そうしないと、いくら口で言っても理解できないと思うから」
と友人が言っているのを耳にして、子育てについて改めて深く考えました。
子供をどのように育てるか。
豊かな感性を持った、深みのある人間に育てるには、単純に良い成績を取らせて良い学校に進学させることが正解ではないと思います。
私自身は公務員の家庭に育ち、父は教育者、母は主婦。
ごく平均的な環境で育ちました。
父は事故を恐れて車の運転はしませんでしたし、母は車酔いがひどかったため、私たちの生活圏は他の友達の生活圏よりも狭いものでした。
実家を離れてカナダに留学してから自分自身の世界が一気に広がりました。
その後JETROの輸入専門家として北米、オセアニア、ヨーロッパを渡り歩き、さらに世界が広がったのです。
たくさんの展示会を周って多くの商品と出会い、文化知識が豊かになっていきました。

オルセイ美術館にて。
ゴッホの自画像を近くで見ると、新たな感動があります。

1857年にミレーが描いた有名なThe Gleaners.
もっと大きな絵画なのかと思っていました。

やはり本物に触れることは、感性を磨くことにつながります。
そして幅の広い「良いもの」に触れることも、人の幅を広げることにつながるのではないかと思います。
食事も、芸術も、スポーツも同じ。
「本物、良いものに触れること」は、生涯を通じて積み重ねられるもの。
ぜひ今から本物や良いものに触れる機会を増やしてはいかがでしょうか。
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