寒い冬の方が盛況?海外の意外な展示会事情
2018.01.17 Wed1月2月は海外の展示会が目白押しです。
ドイツ・フランクフルトのハイムテキスタイル、フランス・パリのメゾン・オブジェ、ドイツ・ケルンのIMMFという家具の見本市、ドイツ・フランクフルトのフランクフルトメッセ、アメリカ・シカゴのハウスウエアーショーなどなど。
ここ何年も寒いヨーロッパの展示会に参加し続けていますが、ホッカイロを購入し、温かい洋服を準備するのが習慣です。
かかりつけの医者には「一式お願いします」というだけで、抗生剤、解熱剤、消炎剤、消化剤、下痢止め、インフルエンザ用の薬、喉の薬、睡眠導入剤を用意してくれます。
そのほとんどは使わないで済むのですが、万が一のために用意しているのです。
「なぜ暖かくて良い気候になった時に展示会をしてくれないのかしら?」
と不思議でしたが、珍しく夏の展示会に取引先のバイヤーと一緒に行った時、その答えがわかりました。
展示会そのものはどう見ても冬の展示会より小さく、出展者の数が少ないのです。
また展示会にくる人の数も冬より少なめです。
そして午後の3時くらいになると、だんだんと会場内の人々の数も減り、外のバーにたくさんの人々がたむろして、楽しそうに飲み物を片手に会話を楽しんでいる姿を目にしました。
真面目な日本人からすると信じられないかもしれませんが、お天気がよく暖かい時期は「室内で仕事するより外で気持ちよく過ごしたい」という欲求が増し、みんな外で楽しみだしてしまうのです。文化の違いかもしれませんが、フランクな文化の人々は、もう展示会が終わる時間まで待てません。
風が気持ちよいヨーロッパの夏は、空は限りなく青く、日本のように湿度も高くありません。
私も普段は口にしないビールを「外で飲みたい!」と思うほどです。
ということで、展示会は寒い冬に行うべきなのです。
今年も一月はほとんど日本では過ごさず、海外で新しいトレンド、新しい商品を探しています。
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