ヨーロッパの空港で起きた驚きのハプニング

2017.03.04 Sat

便利になって当たり前の世界に住んでいる私たち。
海外に出張することが多い私は、特に飛行機の進歩を感じます。
そんな便利で快適なはずの空の旅で、ちょっとびっくりすることがありました。

先日はフランクフルトの展示会に行った時のこと。

「せっかくここまで来たんだし」

とデンマークの取引先まで足を伸ばすことにしました。
一泊二日の旅を計画し、コペンハーゲンに行ったのです。

仕事後、従来のコンサバなオープンフェイスサンドイッチではなく、コンテンポラリーな食事を堪能。
夕方フランクフルトに向かうためにコペンハーゲン空港のゲートで待っていた時のことです。

搭乗時間になってたくさんの人が並んでいるのに全くゲートが開きません。
様子を見ていると、どうもコンピューターにトラブルがあるようでした。

45分ほど経った時、あの長い紙をプリントする懐かしい音が聞こえ始めました。

「コンピューターシステムが上手く作動しません。これ以上待てないので、一人一人手作業で、本人確認をして搭乗手続きをします」

というアナウンスが流れ、皆身分証明書を見せて長い時間をかけて搭乗しました。

皆イライラしているなか、私のパスポートを見たスタッフは

「ありがと!さよなら!」

とそつのない対応を見せました。

 

そして席について、

「ああ、やっとこれで出発できる」

と思っていたら、地上スタッフが突然飛行機に乗って来て

「ビジネスクラスに3人、余分に搭乗しています」

と言うではありませんか。

 

「いいですか?!もしもちゃんと申し出ないのであれば、一人一人のチケットを照らし合わせるので、さらに飛行機の出発時間は遅くなりますよ!」

との告知。
それでも誰も何も言わないので、結局一人ずつチケットのチェックが始まりました。

 

20分ほどで一件落着したのですが、隣のドイツ人男性と目があったので

「一体どうしてこんなことが起こるのでしょうね?」

と言ったところ、

「ここはヨーロッパだから『すきあらば』と狙っているしたたかな人がいるんだよね」

との一言。

 

あらゆることが日本では考えられないことばかり。
なんだか、本当に驚いた一日でした。

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