お見合い結婚をした叔母に教わった、恋愛と結婚に関する哲学

2016.07.09 Sat

私の母の一番下の妹は、若い頃とても可愛らしくて、大学に通っている頃もたくさんの男子学生の憧れの的でした。
月に何度か帰省する叔母のファッションは洗練されていて、真っ赤なスケート靴で華麗にスケートする姿にも憧れました。
 
大学生だった叔母は小学生の私を時々都内に連れて行ってくれました。
浜松町からモノレールに乗って、羽田空港まで連れて行ってくれて、将来フライトアテンダントになりたいと言っていた小学生の私の夢を膨らませてくれました。
またガールスカウト主催のスキーツアーやスケートツアーには、母に代わってついてきてくれました。
 
その叔母が結婚したのは、私が小学6年生くらいの時だったと思います。
結婚式を終え、高崎駅から新婚旅行に出かける叔母を見送りに行ったのを覚えています。
たくさんの男子学生からの誘いを断って、当時はかなり多かったお見合い結婚を選択したのです。
 
無題
 
私が中学生になった頃には、叔母の赤ちゃんのベビーシッターをしに叔母の新居によく遊びに行きました。
叔母が嫁いだ先は資産家で、緑の芝生にたくさんの錦鯉がいる大きな池。立派な家でした。
 
その叔母に、ある日お世辞にもハンサムとは言えない叔父となぜ結婚したのか不思議で仕方なかった私はこんな質問をしました。
「ねえ、なんで今の旦那さんと結婚したの?  XXXさんの方が面白かったし、ハンサムだったのに。。。。」
叔母と一緒に遊んでくれたボーイフレンドのことが気になっていたのです。
 
すると叔母はこんなことを言いました。
「よしこちゃん、結婚と恋愛は別だと思わないといけないわ。恋愛っていうのは、その時その時が楽しければいいじゃない?
その人が、例えば賭け事が好きだとしても、遊び人だとしても、一緒にいて楽しければいい。それにハンサムな方が一緒にいて鼻が高いわ。
でもね、結婚というのは、家庭を持って、安定した生活を築くということを最優先しないといけないと思うの。」
 
「でもお見合い結婚って、好きでもない人と結婚することでしょう?」と直球の質問をしました。
そんな私に叔母は明確なガイドラインを語ってくれました。
 
いくらお見合いでも生理的に嫌いな人はNG。つまり嫌いではないタイプでないといけない。
家柄が良くて、堅い仕事についている人。
子供を大切にしてくれそうな人。
あまりイケメンで遊び人タイプではない人。その理由は、浮気する可能性が高いから。
というものでした。
 
さらに恋愛結婚で、好きで好きで仕方がないピーク時に結婚すると、その後、相手の嫌なところが見えてきたら幻滅したり失望するかもしれないけれど、
お見合い結婚で、自分のガイドラインに沿って選択した人なら、一緒に生活していく中で、良いところを見つけて気持ちとしては、だんだんと好きになっていける。
というものでした。
 
この叔母の恋愛と結婚に対する哲学は、中学生だった私の結婚観に大きな影響をおよぼしたと記憶しています。
 
私が20歳になった頃の結婚観としては、何を作っても美味しい美味しいと食べてくれて、子供を大切にしてくれる人でした。
そして叔母にならって、大好きで大好きで仕方がないという相手ではなく、そこそこ好きで、未来の共同生活の中で、良いところをたくさん発見できそうな相手というものでした。
 
学生結婚をし、3人の子供をもうけ、今もそこそこ幸せな結婚生活を送っているということは、この叔母の恋愛と結婚に関する哲学に基づいた結婚観に誤りはなかったのかもしれないと思う今日この頃です。
 
これから結婚をする人も、バツイチで、再度チャレンジをしようと思っている人も、ここで一度、恋愛と結婚は別であるという視点から相手を吟味すると、もしかしたら冷静な目で結婚相手を選択することができるかもしれません。

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