突然「狸の置き物」が家の前に置かれていた理由

2021.02.10 Wed

先日、我が家のエントランス横に狸の置き物が2つ置かれていました。
アペックスの入り口に置いてあった置き物です。

置きに来てくれた女性スタッフ二人からのメッセージには、
「そとに出されてかわいそうだったので、もっと良い場所に連れてきました。」
とありました。

この狸の置き物は、2000年か2001年にいただいたものです。
デンマークの褥瘡予防のマットレス「Danfill」を日本に輸入した頃、パラマウントベッドに持っていこうということになりました。
当時大学の先生たちの学会発表の原稿の翻訳をお手伝いしていて、先生の教え子が当時のパラマウントベッドの役員だったので、紹介していただきました。
マットレスをとても気に入っていただいたのですが、残念なことに私たちの商品は採用されませんでした。

当時のパラマウントベッドのエレベーター前にはたくさんの狸の置き物があり、客人を迎えてくれました。
大きいものは130cm〜150cmくらいあったと思います。小さいものまでたくさんの狸がいました。

「タイミングが悪かっただけで、とても素晴らしい商品だから頑張って欲しい」
と役員の方が、私宛に狸の置き物を送ってくださいました。そして、
「たぬきは、「他抜き」という意味合いがあると言われているので、この置き物を御社の入り口において、御社も他社を抜いて業績をあげてください」
と言われたのを昨日のことの様に覚えています。

いただいた狸は開運の札を持っています。すぐその後に実家からも縁起物だからということで、小さい狸をもらいました。
それ以来、この2つの狸の置き物がアペックスの玄関を守ってきてくれました。

私が卒業して3ヶ月が経ち、アペックスの建物の中にあった観葉植物は全て外に出され、霜と乾きでほとんどダメになってしまったそうです。
水やりが面倒だからという理由です。
そしてこの狸の置き物も、邪魔だということで外に出されて捨てられる運命にあったそうです。

思わす「お帰りなさい!これからもよろしくね!」と狸の置き物に声をかけました。

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