「フィーカを通して考える、魂の喜ぶ生き方」を講演して
2020.01.11 Sat先日、日大の理工学部にて講演を行ってきました。
材料技術研究協会よりご依頼いただいたのですが、私以外のスピーカーは技術系の専門分野の方々ばかり。
もちろん参加されているのもメーカー、大学教授、研究者、大学院生などなど、ほとんどその分野に属する方々で、私よりも左脳を多く使っているに違いないと考えていました。
「硫黄形極圧剤の吸着挙動および反応膜組成の解析」
「擬似多鎖型両親媒性複合体の海面物性評価」
「球状中空シリカアルミナの固体酸特性に対するナノサイズの〜」
などなど、私のような凡人には全く理解できない専門的なテーマが列挙しているのに対して、私の講演のテーマは
「fika(フィーカ)を通して考える、魂の喜ぶ生き方」。
スウェーデン独特の文化であるfika(フィーカ)を掘り下げながら、
・日本人が抱える問題、ストレスを考え、その状況をどうしたらプラスに持っていけるか?
・結果として、自分自身の魂が喜ぶ状態にできるのか?
を考える内容です。
あまりに畑違いな気がして、本番直前まで
『私でいいのかな?』
と案じていました。
講演後にはワークショップをさせていただいたのですが、意外にも多くの方々がうなずいてくださったり、最後は全く知らない隣の人と人生について語り合ったりできたのはとても良い経験でした。
ワークショップでは「どう話せばいいんですか?」と隣の人との関わり方に戸惑う方もいて「専門的な分野を突き詰めて研究されている方の中には、ラフなコミュニケーションが苦手な方もおられるのだ」と感じました。
座長をされていた理学博士の高橋教授は、
「研究者の心が安定していないと、良い研究、良い発見ができない」
とおっしゃって、未熟な私の公演を高く評価してくださいました。
とても貴重な経験をさせていただいて、有意義な日になりました。
みなさんもぜひ魂の喜ぶ生き方について考えてみてくださいね。
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