長女のあやかり名をいただいた、なおみさんのこと

2018.06.27 Wed
あやかり名 フレンドシップ 友情 家族 海外

私にとって一番の宝物と言ったら、カナダに留学した時に出会った、清水なおみさんとのフレンドシップです。
彼女の人生、彼女の信念、彼女の生き様に惚れ込んだ私は長女に『なおみ』という名前をつけました。
彼女は日系カナダ人向けの番組で長いこと日本食の作り方など教えていて、留学先でそれを見た私の長女は
「お母さん、なおみさんが今日もテレビに出ていたわ!」
と連絡をくれたものです。

彼女は大阪出身の日本人女性で、御年86歳。
日系二世のカナダ人男性と結婚し、カナダに移住した経歴の持ち主です。
彼女のカフェに現れた最初の日本人学生が私。
それがきっかけで、そのあと多くの日本人学生をサポートしたそうです。

彼女は私のことを常に心配し、毎月1~2回国際電話をくれます。
私の近況を知って色々なアドバイスをくれ、彼女自身の相談も受けます。
とっても心温まる時間です。

今までは彼女の娘Joanneに私がメールを送り、それをプリントアウトして彼女に渡してもらい、それを読んだ彼女が、電話で返事をするというやり方でコミュニケーションをとってきました。
その彼女と、10数年振りに会うことができました。

10数年振りに私に会えるとわかったなおみさんは、何度となく国際電話で、
「ねえ、芳子。何が食べたい?」
と聞いてくれました。
「レモンパイが食べたいわ!」というと、
「私のレモンパイはレモンを実際に絞り、皮を削るところから始まるのよ!」
とのこと。なおみさんのレモンパイは絶品です!

「他には?」
というなおみさんの質問に、思わず答えたのが
「シナモンブレッド!」
彼女が作るシナモンブレッドを温めて、バターと一緒にいただくのが私の大学生時代の楽しみで、『至福の時間』でした。

私がカナダにいた頃には食べたことがなかったのですが、彼女の最近の十八番はビスコッティ。
今回、彼女は缶の中にたくさんのビスコッティを焼いて持ってきてくれました。
コーヒーにつけて食べても、冷たい牛乳につけて食べてもとっても美味しいビスコッティ。
ありがたい心遣いを感じます。

なおみさんとの時間は本当に短い時間でしたが、楽しくて、暖かくて、何者にも代えがたいものでした。

彼女が帰る時、涙が止まらなくて、ちゃんと挨拶もできませんでした。
そんな私を思いやって、翌日電話をくれたなおみさんは、
「芳子、また会える日が来るから。それまで頑張ろうね。あなたのことはいつも私の心の中にあるの。いつもいつもあなたのために祈っているから。いつも私の心はあなたと一緒よ」
と言ってくれました。

人生の中で、これだけ自分のことを思ってくれる人は滅多にいません。
ありがとう。なおみさん。
その言葉しか浮かんできません。

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