はじめて法人税を納めるあなたにお伝えしたいこと(その1)

2017.03.08 Wed

今回は、「法人税」について私の苦い経験談を2本立てでお話しします。

 

起業してしばらくの間は、赤字が続くことが予測されますが、その後会社が軌道に乗ってくると、利益が出るようになります。

これはとても喜ばしいことではあるのですが、起業家にとって初めて遭遇する『納税』は、気をつけないと大変なことになるリスキーな存在です。

 不思議なことに、決算書を見て利益が出ていても、現金が手元に余っているというわけではありません。

私も最初に大きな利益が出た年は、先行きどうなるかわからないという気持ちが強くあったため、設備投資などもしないまま、利益が丸々残るようにして、決算を迎えてしまいました。

 

ところが決算時、税理士の先生に、

「今年は良い年でしたね、こんなに利益が出て。今月末までにこの利益の半額に相当する金額を納税してください」

と言われた時には、

「え?!この半額を納税するんですか?そんなお金どこにあるんですか??」

と税理士の先生に食ってかかったのをよく覚えています。

 

今となっては当たり前のことなのですが、その時は1,800万円近い納税と言われて、

「1,800万円なんてどこにあるんだ?」

という気持ちでパニックに陥ったのです。

その前の年まではよくてトントン、通常は、2〜300万円の赤字というのが我が社の履歴でしたから、利益が出るという経験は初めてでした。

その初めての利益が、突然の3,600万円。

何の手立てもしなかったというのが正直なところでした。

 

すると税理士の先生が、

「納税用の資金といえば、銀行で貸してくれますよ。みんな現金など持っていないから、借りて支払えばいいんです」

と言いました。

 

ところが借りた納税資金は、6ヶ月で返済しなくてはなりません。

ということは、1,800万円借りたら毎月300万円返済することになります。

これはとても大きな負担で、この年の納税のための資金繰りには本当に苦労させられました。

 

そしてもっと恐ろしかったのが、予定納税でした。

納税して半年後には1,800万円の半額に当たる900万円を支払うようにとの告知が来たのです。

やっと終わった納税資金の返済と同時にこの予定納税の書類を手にした時には「利益が出る」というのは、大変なことなんだと思いました。

関連記事

  • コロナ禍で長年続いた紙文化の終わりを感じた話

    今まで本当に多くの契約書を交わしてきましたが、日本はほぼ100%紙でした。 印鑑を押して契約書を二部作り、双方で一部づつ保管するというもので、場合によっては収入…

  • 脳のアンチエイジングに何より大切なことは?

    大好きな思い出の映画は、イギリスの『小さな恋のメロディー』。 マークレスターとの可愛らしい恋の物語です。 ジャックワイルドがとても良い味を醸し出していました。 …

  • 2か月の怪我生活で身についた新しい習慣

    4月に左足の骨折と右の顔面打撲という大けがをし、日常生活もままならなくなりましたが、車椅子、松葉杖、クラッチと少しづつ回復。 8月5日に怪我してから初の都内出張…

芳子ビューエル公式Facebookページ

北欧流ライフプロデュース術を発信していきます。
「いいね!」をお願いいたします。