【プレゼント企画】カナダで行列の絶えない人気店を営んだ日本人女性の本

2022.02.02 Wed

バンクーバーで行列の絶えない人気店を営んでいた清水なおみさんの半生が描かれた本『NAOMI’S CAFE』(ナオミのカフェ)が、1月31日に主婦の友社から出版されました。

なおみさんはカナダ日系2世の清水ジョージ昭三さんと結婚してバンクーバーへ移住し、NAOMI’S CAFEを開店してから25年間、地元カナダの人たちにおいしくて居心地が良くて、第2の我が家だと愛される店を営みました。

行列の絶えない人気店になり、裁判官や大学の教授、工事現場の作業員や日本人留学生と、職業、人種を問わず多くの人々が訪れ、カナダ留学した私もそのひとりです。

ビルの老朽化に伴い惜しまれながら閉店しましたが、その後はテレビや雑誌、コミュニティセンターなどのクッキングクラスのインストラクターを務める傍ら、教会のバザーやケータリングなどで、膨大な量の料理を90歳になったいまもなお一人で作り続けています。

この本は「故郷から遠く離れたカナダで差別や偏見の壁を乗り越え、訪れるすべての人を笑顔に変えたNOMI’S CAFE。その奇跡の物語」について綴ったものです。

私たち留学生にとって、なおみさんのカフェは「Home Away From Home(もう1つの我が家)」でした。
彼女が作るホームメイドのシナモンバン、レーズンブレッド、レモンパイ、そして秋になるとお目にかかれるパンプキンパイはどれも絶品。
スープも最高で、クラムチャウダーは私の大好物でした。

私がカフェを開くときも
「ポイントはね、ヒュージョンなのよ、芳子。なんでもそうだけれど、少しの工夫でカナダの人の口に合う食事が作れるの」
と満面の笑みで、多くのレシピをシェアしてくれました。

帯にあるのは、NAOMI’S CAFEが閉店する際、彼女のカフェを愛してやまなかった常連のお客様が取り壊されるお店の前に集まった写真。
なおみさんに内緒で撮ったものです。

私がJETROの仕事でバンクーバーを訪れたとき、彼女が
「これね、私の卒業証書なのよ、芳子。見て頂戴」
と言って誇らしそうに見せてくれました。
私が学生だった頃からなおみさんのカフェにやってきていた人たちがその写真の中に写っていて、本当に誇らしい気持ちになったのを覚えています。

今年90歳になったなおみさん。
人種を超えて、本当に多くの人々に愛されています。
先輩日本人として尊敬する素晴らしい女性です。
エッセイの連載をしていたときに、なおみさんについて書いたことがあり、懐かしい雑誌を久しぶりに開いて読み返しました。


私の長女の名前は直巳(なおみ)。もちろん清水なおみさんからもらった名前です。

ユニークな人生を過ごしてきたなおみさんの本には、元気と勇気と楽しさがたくさん詰まっているのでぜひ一人でも多くの人に読んでいただけたらと思います。
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