世界的大ヒットアプリ「アングリーバード」を生んだSisuの精神とは

2021.03.03 Wed

皆さんはアングリーバードというゲームを聞いたことがあるでしょうか?
日本ではさほど流行りませんでしたが、世界68か国でナンバーワンを記録したi-Tune の有料アプリで、史上もっとも売れたアプリと言われています。
アングリーバードはフィンランドのRovioという企業によって開発されたものですが、Sisuの精神があったから生まれた大ヒットアプリだと言えるでしょう。

Sisuを説明する時に一番しっくりくるのは、反骨精神という言葉です。
Sisuの根底にはちょっとやそっとのことであきらめたり、放り出したりしない継続性があります。

2009年の初め、Rovio社は破産寸前の状態で、なんとかヒットを飛ばして会社を救う必要がありました。
アングリーバードを開発するかたわら、ベースになる仕事の手も抜けません。
アングリーバードができるまで8年もの年月をかけ、実に51タイトルものゲームを作り続けました。

アングリーバードで世界的ヒットを掴み取るまでは、忍耐以外なかったと言われています。フィンランド人たちは彼らの起業家精神を「Sisu」という言葉で、誇りたっぷりに表現します。
ハリウッドとのコラボも2010年に実現し「21世期のミッキーマウス」というほどの存在感を発揮したアングリーバードこそ、Sisuが生み出したフィンランドドリームだと思います。

フィンランドはロシアだけでなくスウエーデンなどからも侵略され、自分たちの領土のために戦ってきた歴史があります。
国の大きさや兵隊の数などが劣勢でも決してあきらめず、根気よく戦い抜いたフィンランド人の精神性がSisuという言葉に表されています。

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