会社存続の危機に直面したらどうすればいいか

2019.08.24 Sat

会社経営の悩みの9割は、「お金」と「人」ですが、経営者としての経験年数が長くなるにつれ、その割合は低くなっていく傾向にあります。
「お金」と「人」以外で、会社経営をもうこれ以上続けていけないかもしれないと思うような危機に遭遇することがあるのです。

ほとんどの場合、担当者と私と幹部が一丸となってトラブルには対応するのですが、今回初めて私が海外に出ているときに、大きなトラブルに見舞われました。その時の記録をシェアします。

〜フィンランド・ヘルシンキにて〜

今回私が直面した問題はかなり危機的で、正直今すぐにでも会社に戻り、スタッフと一緒に対応策を練りたいという気持ちでいっぱいです。

でも、今私がいるのはフィンランドのヘルシンキ。
今日までエストニアのタリンにいたので、これでも少しだけ旅の終わりに近づいてきただけマシなのかもしれません。

いつの日か自分自身が第一線から退いて、若手とバトンタッチをしなくてはならないと思いながらも、急にこんなに大きな問題が発生すると任せるわけにもいきません。
担当者は不安に押し潰れそうになり、幹部たちも不安をぬぐいきれず、私の意見を求めてきます。
電話での指示しかできず、しかも時差があるため、もどかしくてもどかしくて仕方ありません。
今回の問題は会社の前途に大きな影響を及ぼすもので、居ても立っても居られない。。。。そんな気持ちです。

ただ、もし今回のトラブルを乗り越えることができたら、担当者にとっては大きな経験になると思います。
もし最悪の結果になったとしたら、私自身が最高責任者として責任を取ることになるでしょう。

〜日本に帰国して思うこと〜

帰国してその日のうちに担当スタッフと幹部と面談をしました。
担当は、開口1番に
「ビューエルさんがいない間に、会社を潰したらどうしよう?!とそればかり思っていました」
と涙ながらに訴えました。

担当者にしてみたら、自分の返答や、資料の出し方一つで、クレームが大きな問題に発展してしまい、場合によっては会社が潰れてしまうような騒ぎになると自覚し、眠れないほど心配していました。憔悴しきった表情にも読み取れる、苦しい8日間だったのだと思います。
経営者が感じる苦悩を初めて当事者レベルで経験したのだと思います。

いくら損害賠償保険に入っていようと、いくらPL保険に入っていようと、それを最大限使うような事態が起きた時には波及する影響の度合いが段違いです。
単純に一つのトラブルではなく、社会的責任、業界での噂、風評被害など考えると、トラブルの何十倍もの影響があり、結果会社は経営を継続できない状況に陥るでしょう。

今回の件は、競合企業の横槍だと推測します。
安全性の再検査によってことなきを得ましたが、いつもしっかりと脇を固めているつもりが、万全でないことを痛感させられました。

会社の規模が大きくなり、売り上げが大きくなるにつれ、今まで以上の危機管理、安全管理というものに注力しなければいけないのだと襟を正す出来事でした。

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